登記識別情報シール、無水エタノールで剥がしてみた!

久しぶりに、シールが剥がれにくい登記識別情報通知書に遭遇し、無水エタノールを使ってうまく対処できたのでその備忘録。

登記識別情報通知書とは

登記識別情報通知書は、不動産の権利者であることを証明するための書類です。以前は権利証と呼ばれていましたが、現在はオンライン・電子化に合わせて、12ケタのパスワード(登記識別番号)が発行されています。

この登記識別番号は、パスワードなので必ずしも紙で保管しておく必要はありません。しかし、多くの人が登記識別情報通知書に番号が隠された状態で保管しています。

シールが剥がれないときの対処法、まずはアイロンがけ

この通知書には、番号を見えなくするために強力なシールが貼られています。しかし、オンライン申請が始まった初期のものは、このシールの粘着が強く、剥がすのが難しいと評判でした。こんなとき、法務局では「アイロンを当てる」ことを推奨しています。シールにアイロンを当てて熱を与えることで粘着が解け、剥がれやすくなるとのことで、だいだいこれでペロンと取れることも多い。

アイロンでもダメな場合

しかし、アイロンを使っても剥がれない場合もあります。今回、私の手元にあ通知書も、アイロンで10分熱を与えても全く剥がれる気配がない、これは無理かな~、事前通知にしてもらおうかな、でも関係者に連絡して説明するの難しいな、なんて頭を抱えていたところ、ふと「シール剥がしにベンジンが有効」という知識が頭をよぎった。そういえば昔、ラベルシールをひたすらベンジンで剥がす仕事をしたことあったな。

無水エタノールでシールを剥がしてみた

でも今ベンジン持ってないし、買ってきて試してみようかな、あ、もしかしたら先日プリンタのインクヘッドを洗浄するために購入した無水エタノールでも同じように使えるかも、アルコールだし。

さっそく、無水エタノールを容器に出して、でもこのまま登記識別情報通知書にぶっかける勇気はなかったので、綿棒を使って、そおっと隙間にしみこませるように濡らしていく。
一番上の緑のシール部分はビニルコーティングされていてエタノールも弾いてしまうが、これ薄皮一枚剥がせれば、あとは染み込んでくれる。染み込むと紙がフヤフヤになるが、肝心の登記識別番号が書かれている所もビニル加工されているので液体が染み込まない。
そして、綿棒で優しく擦っていくと、黒い糊付けの部分も上手く破れていって、登記識別番号が表れてきた。うん、この調子で綿棒でこすり続けること約3分、ばっちり12ケタの番号が出てきました。
その後、いろいろ試してみたが、綿棒もしくは爪楊枝で擦る位の圧力が限界で、それより固いものだと下のビニル加工まで削ってしまう所まで確かめて終了。

まとめ、無水アルコールを使たやり方

  1. なんとか頑張って端っこから一番上の緑色の部分だけでも中が破れないように剥がす。
  2. 無水エタノールを容器に出し、綿棒を使って、無水エタノールを剥がした所から染み込ませる。
  3. 端から綿棒で優しく擦っていき、黒い糊付けの部分を剥がすというか溶かしていく。
  4. 登記識別番号が出てきたら完成。

注意点

  • とにかく破かないように注意、無理にはがさない、カッターを使って削る時は下の紙を切らないように注意。
  • 綿棒もしくは爪楊枝で擦る程度の圧力が限界、それより固いものを使うと、下のビニル加工まで破く可能性がある。

平成27年以降の登記識別情報通知書はシールではなく袋とじになっているのであまり使う機会ないけど、これでまた一つ登記識別情報を扱うプロとしての技量があがったことを実感。