衆議院任期満了は内閣の恥!?
先週くらいから、菅総理大臣が次の自民党総裁選に出馬しない、という話題があがっています。
現在の与党である自民党のトップが総理を務める流れなので、事実上総理も退任することに。
そして総理が辞めれば現内閣も解散することになります。
ここらへんは憲法の定めで決まっているのですが、内閣が解散(総辞職)する事由として
1・内閣総理大臣の欠缺(死亡、辞任、罷免などで総理が辞めた場合)
2・衆議院議員総選挙の後に初めて国会の召集があったとき
があります。
前総理の安部さんの時みたく総理が辞めて内閣が解散するのはよくあるし、衆議院の解散総選挙による内閣総辞職もままあります。
ところで、国会議員は2種類、参議院と衆議院があって、参議院の任期は6年・衆議院の任期は4年、となっています。
さらに参議院には解散がなく、衆議院には任期の途中でも解散することができる、というのも憲法の規定です。
ここで一つ気になるのは、衆議院が解散しないで任期満了までいったことあるの?ということ。
現在の衆議院の任期は「2021年10月21日」までで、つまり来月です。
そして、戦後に衆議院が任期満了したのは1回だけ(1976年三木内閣)。
なぜかみんな任期満了前に”あえて”解散総選挙をしている。
平成以降だと森さんのときと麻生さんのときに任期満了の1~3か月前に解散している。
そのまま任期満了までやってから選挙でもいいんじゃないの?と思うのだが、”任期満了ギリギリまで総理の座にしがみつく”ってのは政治家として恥ずかしいことなのかな。
今回はどうなるんだろ?総理が変わるのは間違いないとして、解散するのか任期満了までやるのか。
選挙対策の時間が足りない、ということで任期満了での選挙になるという予想がちらほらあがっています。
どうせなら令和初の衆議院選挙は任期満了に伴うものでもいいんじゃないか、前例なんか気にしないで。と思います。
追記:10月4日に岸田さんが新総理になり、10月14日解散する運びとなりました。