マレーシアのビザ取得要件、厳しくなりすぎ

マレーシア長期滞在ビザ(MM2H)の取得要件が大幅に変更か

https://news.yahoo.co.jp/articles/1f9e0f02d9db792d67faa4847ce104e26b007664

「早期リタイア(FIRE)して余生は東南アジアで裕福に過ごしたい」
「退社を退職し年金生活になったので年金で生活できる外国に移譲しよう」
なんて思っている方は意外に多いかと思います。
まあ、ほとんどの方はそう思ってるだけで、実行までは行かないんですけどね。

ただここ数年で東南アジアの外国人移住事情はガラっと変わってしまいました。
この度ニュースで出てきたのはマレーシア。
マレーシアといったらあの一流芸能人GACKTさんも一時住んでいました。
(追記※GACKTさんは9月11日現在、日本に帰国していて体調不良のため活動休止するそうです。
ご快復することを願っています。)

またマレーシアは長年日本人のロングステイ希望国No.1であり、マレーシア自体も親日国。
そんなマレーシアが、いきなり外国人の移住の条件(MM2H=マレーシア・マイセカンドホーム、ビザ取得要件)が厳しくしてきました!

厳しくなった内容

・収入要件が月1万リンギット(約26万円)→4万リンギット(役104万円)へ

・資産要件が定期預金30万リンギット(役780万円)→150万リンギット(役3900万円)

これもう年金暮らしで海外に住もう、なんて思ってた人は事実上無理!って話し。
これまで海外の人を誘致してたのに、今度は一転して拒否姿勢、なんだこれは!?

で、調べてみたらどうやら原因は中国の金持ちにあるみたい。
もともとマレーシア人の4分の1が華僑と言われており、中国文化も繁栄されている所。
要は、中国にとってマレーシアは中国大陸の地方都市みたいなところ。
物価は安いし中国文化あるし環境いいし、で中国人にも大人気。
でお金持った人たちが大量にMM2Hを申請し、大陸から流れ来ているようです。

これに危機感をもった大統領、
「このままでは中国人に我がマレーシアは乗っ取られてしまう!」と、
これ以上大量に来ないよう一気に移住要件を厳しくした。
ということで、日本人が悪いわけじゃないのに、とばっちりを受けちゃいました。

また、このMM2Hの条件の厳しさは既に移住している人にも適用され、
次回更新のとき(10年に一回ビザの更新があるみたい)に新しい要件を満たしていない人は、
更新不可となってマレーシアから追い出されてしまうみたいです。

せっかく安住の地だと思って日本の生活を整理してマレーシアに移住した人も、
次回の更新をクリアーできなければまた日本に戻ってこなきゃいけなくなる。

これからはこういう条件が急に変わる、っていうのもリスクとして捉える必要がありそうです。

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