ひきこもり講演会、聴いてみた
10月21日、青梅市でやっていた「ひきこもり講演会~ひきこもりの理解と関わり方~」という講演会を聴講しに行ってきました。
私も今でこそ資格を盾に事務所を開く位には社会と繋がっていますが、大学卒業してから数年は何やっても上手くいかず働く意欲もなく家で遊んでいるだけのほぼニート・ひきこもり予備軍でした。
まあ今でもあんまり働いている感はないんですが…
あの頃を懐かしむ反面、家族には迷惑かけてたな、よく俺家追い出されなかったな、なんて思いながら夜の市役所に到着。
7時でも窓口ってやってるんだ、なんて思いながら2階にあがると、そこでは期日前投票の会場が。(みんな夜まで働いているだね、公務員は9時5時なんていってたのいつの時代だよ)
で会場の部屋に入ると既に20人くらい聞きにきている人がいてちょっとホッとしました。
というのもこういう講演とかほどんど参加したことないので、もし来ているの俺だけだったらどうしよう?なんてちょっとだけ思っていたものですから。
まあなんにせよこういうイベント開いた時に人が来てくれるってのは嬉しいもんだね、別に私は運営側じゃないのに。
講演の内容はひきこもりの現状をNPOで活動している方の実体験を交えながらの説明。
私も体験していることですけど、一度社会のレールから外れちゃうと元に戻るのはすごく難しく、できない期間が増えていき、さらに難しくなるといった悪循環に陥るんですよね。
この時の社会から疎外されてる感と、実家で生活している分には食事と住居に困ることはなく、ここしか居場所がないという感じが当時はあったかと思います。
また、なりたかった自分とその時の自分にギャップがあり、誰かに助けを求めちゃいけない、そんなことしたら余計みじめになる、みたいな感覚もあったかなあ、と。
同じ境遇でも、ひきこもりにならなかった人は、ちゃんとこの時に誰かに助けを求めていた人だと思んですよね。
あと内容とは関係ない講演のスキル的な所で、ゆっくりしゃべったほうが聞いてる方は聞きやすいいよな、私がしゃべるときはついつい早口になってしまうので気を付けよう、なんて考えながら聞いてました。
講演おわってアンケート渡して帰るときに、間違って職員通路のほうに入ってしまって危く市役所内に閉じ込められるところでしたが、不審に思った市役所の方が声をかえてくれて無事に出ることができました。
ただでさえ方向音痴なのに、夜でいろいろ電気が消えていたので完全に迷子になるところでした、危なかった。
今回講演したNPO団体のURLアドレスを書いておきます。
NPO法人・青少年自立支援センターhttp://www.npo-ysc.jp/
ここは福生にあるみたいです。
私の仕事もそうですが、まずは相談を受けるところからひきこもり支援は始まるみたいなので、気になる方はホームページを参照して相談されたらどうでしょうか。